機械が苦手でもホストになれる!Zoom基本の使い方(PC版)
この記事は、機械に苦手意識を持っている先生方が、パソコンでのZoomの基本的な機能を使うところから、ホスト(会議の主催者)になるまでの流れをまとめたものです。
私自身が、勤務校の先生方と練習した内容をもとに作りました。
先生同士や、ご自身での練習にお役立てください。
これができればホストになれる!!!
- はじめる前に
- 1.Zoomをダウンロードし、無料登録する
- 2.まずは会議に招待してもらって、参加しよう
- 3.ビデオと音声に参加
- 4.ビデオの調整
- 5.[反応]ボタンと[手を挙げる]
- 6.名前を変える
- 7.チャット
- 8.画面や音声を共有する
- 9.レコーディング
- 10.ブレークアウトセッションでグループワークをする
- 11.ホストになり、他の参加者を招待する
はじめる前に
①一緒にZoomをやる人との連絡手段を持っておく
Zoomだけだと、トラブルが起きた時に困るので、LINEやFacebookなどの連絡手段を持っておきましょう。メールよりも送受信のスピードが速いので、便利です。
②せめてカメラに映る範囲の、自分の後ろを片付けておく
部屋の背景に見られたくないものがあるかもしれません。ビデオ通話を始める前に、せめて背景に映る部分は恥ずかしくないようにしておきましょう。
また、パソコンやスマホを動かしたり、鏡になるものが画面に映ったりすると、部屋全体が見えてしまうかもしれません。特に、女性は洗濯物が映らないように気をつけましょう。
③同居人に静かにしてもらう
意外とマイクの音を拾うので、相手からすると、遠くの話声や生活音が気になります。話していないときは、ミュートにすることもできます。
では、いよいよアプリをインストールしましょう!!
1.Zoomをダウンロードし、無料登録する
パソコン・スマホどちらもダウンロードしておくといいです。
パソコンのほうがもちろん操作がしやすく安定するのですが、スマホのほうをダウンロードしておくと、学生からの見え方が確認できます。
パソコンから
①公式ホームページ「Zoomミーティング」を検索
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
②「ミーティング用ズームクライアント」をダウンロードする→インストール完了!
③無料サインアップ(登録)する
スマホから
①アプリをダウンロードする
iPhone→Zoom Cloud MeetingをApp Storeからダウンロード
https://apps.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307
Android→Zoom MeetingsをGoogle Playからダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings&hl=ja
②無料サインアップ(登録)する
登録方法についての詳しい説明はこちら
https://symphonict.nesic.co.jp/workingstyle/zoom/zoom-login/
2.まずは会議に招待してもらって、参加しよう
友人や同僚などといっしょに練習するのが手っ取り早いです。
機械が得意な人やZoom経験者に声をかけ、いっしょに練習しましょう。
パソコンから
ホストにURLを送ってもらい、クリックする。(IDとパスワードを入力するよりも簡単)
自分専用PCの場合、パソコンにLINEをインストールしておき、LINEにURLを送ってもらうと便利。
スマホから
※今回の記事では、パソコンでの操作を説明しています。
ホストに送ってもらったURLをクリックし、SafariやGoogle Chromeで開く。
IDとパスワードを入力しても可能。
3.ビデオと音声に参加
ビデオに参加
ビデオカメラがオフになっていたら、左下ボタンで[ビデオカメラの開始]を押します。
オーディオ(音声)に参加
招待された人は、自分の音声がミュートになっているかもしれません。
左下のマイクの絵のボタンで[オーディオに参加]
→[コンピューターオーディオのテスト]で相手の音と自分のマイクをテスト
→[コンピューターでオーディオに参加]
ここで誰かの音声やビデオに問題があれば、LINE等の連絡手段で伝えましょう。
音声を調節する方法
マイクの絵のボタンの右側をクリックし、一番下の[オーディオ設定を変更する]
スピーカー:相手の音声を大きくする
マイク:自分の音声を大きくする
相手の音声が聞こえない
まず、自分のスピーカーの音やパソコン本体の音量が小さくないか、確認しましょう。
それでも聞こえない場合、相手がミュートになっているかもしれません。
自分の声が聞こえないと言われた
自分の音声がミュートになっていませんか。または、マイクの音が小さくないか、確認しましょう。
それでも聞こえないと言われたら、相手のスピーカーが小さいかもしれません。
これで、Zoomに参加できました!!
他の参加者と、少し会話をしてみましょう。
4.ビデオの調整
ギャラリービューとスピーカービュー
右上に、[ギャラリービュー]または[スピーカービュー]とあります。
見やすいほうにしましょう。
ギャラリービュー:みんなの顔が均一のサイズで見える
スピーカービュー:話す人の顔だけが大きく見える
ビデオの固定
一人の話だけ集中して聞きたいとき、映る人を固定することができます。
①ギャラリービューにして、話を聞きたい人の顔のところにカーソルを持っていく。
②その人の顔の右上の[…]ボタンから[ビデオの固定]を選ぶ。
5.[反応]ボタンと[手を挙げる]
[反応]ボタン
下の[反応]ボタンを押すと、「拍手」や「いいね」の絵のボタンが出てきますので、押してみましょう。
例えば、何か質問をして「はい、の人はGOODボタンを押してください」などの使い方ができます。
[手を挙げる]
ホストにはありませんが、参加者は[手を挙げる]ボタンがあります。
下の[参加者]ボタンを押して、見つけてみてください。
大人数だと全員ミュートにして参加させるので、答えが分かった人に手を挙げてもらうことができます。
6.名前を変える
[参加者]ボタンを押すと、画面の右側に参加者リストが出てきます。
自分の名前にカーソルを持っていくと、[詳細]から[名前の変更]ができます。
授業開始時、学生の出席確認をするときなどに使えます。
7.チャット
[チャット]ボタンを押して、何かメッセージを送りあってみましょう。
注意するのが、送信先を「全員」にすることです。
特定の人に送ってしまうことがあります。
また、[ファイル]ボタンで画像やその他のファイルが送信できます。
8.画面や音声を共有する
画面共有という機能を使って自分で操作すると、webのブックマークやデスクトップが見えることがあります。
画面共有の前に、デスクトップやwebのブックマークを見られてもいいかチェックしておきましょう。Webで新しいタブを開くと、ブックマークが表示されてしまうのでご注意ください。
画面を共有する
[画面を共有]ボタンを押し、相手に見せたい画面を選択し、右下の青い[共有]ボタンを押します。
一つの画面しか共有されないというのがいいですね。
音声を共有する
画面と同時に、音声を共有したいときは、上記に加え、左下の[コンピューターの音声を共有]にチェックしてから右下の[共有]ボタンを押します。
音声のみ共有したいときは、[画面を共有]>[詳細]>[コンピューターサウンドのみ]>[共有]を押します。
他の人の画面共有を見ながら、同時に他の操作もしたい
キーボードの左上のEscキーを押します。
9.レコーディング
欠席した学生用や、授業見学の代わり、自分での振り返りにも使えます。
下の[レコーディング]ボタンを押すと、録画されます。左上に「レコーディングしています」という点滅ボタンが出ます。
レコーディングされたものは、フォルダのアプリから入って、
ドキュメント→Zoom→レコーディングした日付のファイルを選択すると、あります。
10.ブレークアウトセッションでグループワークをする
こちらは、ホストがオンラインで各部屋に振り分けて、ペアワークやグループワークができるものです。
ホストになる前に、初期設定を変更しておく
WebサイトからZoomのアカウントにサインイン
→個人>設定>ミーティングにて(詳細)>ブレイクアウトルーム
[ブレイクアウトルーム]をONにし、[スケジューリング時にホストが参加者をブレイクアウトルームに割り当てることを許可する]にチェックします。
あなたがホストとして 新しいミーティングを開いたときに、ミーティング画面に[ブレークアウトセッション]ボタンができていることを確認してください。
※参加者と、この初期設定をしないままミーティングを始めたホストの画面には、[ブレークアウトセッション]ボタンが出てきません。
ブレークアウトセッションのやり方
この部分はホスト向けの内容です。
参加者は、ホストに部屋を割り振ってもらいましょう。
①[ブレークアウトセッション]を押す
②ホストは、参加者の部屋の割り振りを[手動]にし、[セッションの作成]
自動でもできます。
③グループの作成
作成したいグループ数に合わせて、下の[セッションの追加]を増やします。
④メンバーを選ぶ
各グループのところにカーソルを持っていき[割り当て]を押して、メンバーを選択します。
⑤[オプション]で細かい設定を変更
初期設定で[分科会室を閉じた後のカウントダウン]が60秒になっています。
これでは、ホストがグループワークを終了させた後も、60秒の猶予が与えられることになるので、15秒など短く設定するのがおすすめです。
※分科会室=グループの部屋、ブレイクアウトルーム
他にも[オプション]で変えたいところがあれば変更してください。
※詳細はこちらのホームページの「6.詳細設定」をご覧ください。
⑥[すべてのセッションを開始]
⑦各グループに、ホストも参加する
各グループの名前の右側に[参加]ボタンがあるので、ホストも各グループの様子が見られます。
参加したグループから出たいときは、右下の[ブレークアウトセッションを退出]を押します。
⑧グループワークを終了する
各グループに参加した後、メインセッション(最初のミーティング画面)に戻ると、ブレイクアウトセッションのタブが消えていることがあるので、もう一度[ブレークアウトセッション]ボタンを押します。
[すべてのセッションを停止]で、グループワーク終了のカウントダウンが始まります。
その後、自動でメインセッション(最初のミーティング画面)に全員が戻ってきます。
セッションを開始前の[オプション]で、事前に時間を決めておくことも可能です。
ここが一番の難関だと思いますので、ホストになったら何度か練習しておきましょう。
ちなみに、画面を共有しながら、このブレークアウトセッションをすることはできませんのでご注意ください。
学生にあらかじめプリント等を渡しておくか、学生自身がメモをとりながら、グループワークをすることになるでしょう。
11.ホストになり、他の参加者を招待する
最後に、ご自身がホストになってみましょう。
①デスクトップにあるパソコンのアプリをクリックし、サインインする
②ホーム画面にある、+マークの[新規ミーティング]を押す
※[ミーティング]ではないので注意
③画面左上の、小さい[i]インフォメーションマークから、招待URLまたはIDとパスワードをコピーし、LINE等の連絡手段で参加者に送る
④参加者が順次、待機室に入ってくるので許可する
ホストになったら、全員をミュートにする機能や、ブレイクアウトセッションを試してみましょう。
ここまでマスターできれば、ホストになっても怖くありません!!
練習あるのみです。
同僚や友人と練習をして、模擬授業をしてみましょう。
参考になると幸いです。