日本語教師になる方法~独学でもできる?~
「教師」と聞くと、学校教員のように、国家資格があるように思われますが、今はありません。
日本語教師になれる資格は3つあります。
①大学または大学院で、日本語教師養成課程を修了
②大学を卒業し、日本語教師養成講座420時間以上を修了
③日本語教育能力検定試験に合格
本日は、この3つの方法について詳しく説明していきますね。
目次
①大学または大学院で、日本語教師養成課程を修了
1つ目は、大学や大学院などで、日本語教師養成課程を修了するか、日本語教育に関する26単位を修得する方法です。
大学時代から「日本語教師になりたい」と思っていた人は①のように単位を取得しているでしょうが、
社会人になってから目指した人は、大学に入学し直すわけにもいかず、費用もかなりかかるので、現実的には②か③の方法でないと難しいですね。
②大学を卒業し、日本語教師養成講座420時間以上を修了
この方法は、費用がとにかく高いです。教材費等込みで、総額50~60万くらいかかります。
ほとんどの人がこの方法で日本語教師になっています。
最短でも半年、平均1年くらいで通学する人が多いです。
ただ、教案を書いて模擬授業をするので、仕事をしながら通うのは大変です。
メリットは、
・周りの人と一緒に勉強できることと、
・実習があるので、何度も授業の練習ができることです。
私も③の検定に合格していましたが、日本語教師として働き始める前に、「実習が必要だ!」と思い、通いました。
③日本語教育能力検定試験に合格
③は合格率が22~28%で、仕事をしながら独学で勉強して一発で合格するのは難しいですが、1つの基本となる本さえ買えば、費用がテキスト代以外かからず勉強できます。
私は、③の方法で日本語教師になりました。
当時、養成講座に通うお金がなかったので、まずは検定に合格しようと思いました。
その勉強方法は、
1.1つのテキストで繰り返し勉強する
2.単元ごとに、自分の脳が覚えやすいように具体例を交えてノートにまとめる
3.テキストが終わったら、過去問を3年間分解いて、傾向を把握する
というものです。
2.のやりかたの例を詳しく説明していきます。
こちらがテキストです。
そしてこちらが自分なりにまとめたノートです。
汚いテキストとノートですみません・・・
こちらのノートは、私にしか分からない書き方になっていますが、それがいいんです。
脳の中でどのようにイメージすれば、試験の時に思い出せるかを考えた結果です。
やり方としては、
・テキストを読み、
・専門用語が出てきたら、まずはインターネット等でその言葉を調べて、かみ砕いて理解し、
・自分だけの具体例を考えてまとめる。
ただこれだけです。
人によって、思考回路はもちろん、よく使う言葉が違いますから、テキストの著者の文章がすんなり記憶されることは少ないでしょう。(天才を除く)
ですので、自分自身が理解しやすい例を、できるだけ短い言葉またはイラストで書きます。
すると、試験の時や勉強のとき、映像として思い出すことができるんです。
私はこのノートを作り、テキストを何度も読み返して、過去問を解いて傾向を把握し、80%以上の正解率を取れるようになりました。(合格には70%以上が必要)
私が勉強に使用した本は、ヒューマンアカデミーの「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」です。
仕事をしながらでも、勉強すれば、合格できます!
420時間の養成講座に申し込む前に、ぜひ一度ご検討ください!
#日本語教師養成講座